Fugue Kyoto Software Research, Inc.
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消去回数の平均化
 最後に「消去回数の平均化」ですが、これは"Wear Leveling"と呼ばれるもので、イレーズブロックの消去回数が特定のブロックに集中しないように、イレーズブロック全体に分散させて、消去回数をならす技術です。

 ガーベジコレクションの仕組みを説明しましたが、消去回数の平均化という技術がなければ、特定のイレーズブロックに消去回数が集中してしまうことがあります。

 例えば、ある特定のイレーズブロック間でガーベジコレクションがピンポンとなる場合があります。

 これを防ぐためには、それぞれのイレーズブロックが何回消去されたかを記録しておく必要があります。MS-FFSではBASのEraseCountが消去回数を保持しています。

 このカウンタの値を手がかりにして特定のイレーズブロックに消去が集中しないようにします。実際にはカウンタの値だけではなく、種々の情報を収集して、どのイレーズブロックを消去するのがもっとも効果的か判断するようになっています。

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