Fugue Kyoto Software Research, Inc.
製品概要
Fugue製品について、現行製品ラインナップやライセンス・サポート内容などをご紹介しています。
 eco-Fugue
    機能/パフォーマンス
    ライセンス費用/
     締結までの流れ
 WindowsCEバージョン
 NANDタイプ
 FATタイプ
       CFカードドライバ
 オプション機能/製品
 ライセンス
 サポート
コンセプト
ユースケース
技術情報
パートナ
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Fugue NORタイプ・ファイルシステム
                          〜 eco-Fugue の特徴 〜
    独自機能

  •  Atomic Operationの採用
  •  Active Stabilization Process(能動的安定化処理)の採用
  •  サスペンド可能なガーベジコレクション機能
  •  あらゆる局面でのエラーハンドリング機能
  •  MS-FFSファイルフォーマットの採用
    機能特徴

  •  書込み中の電源断においても既存データを確保し、健全性を保証
  •  柔軟なディレクトリ構造により様々なデータ管理が可能
  •  ロングファイルネーム対応
  •  フラッシュメモリ上の任意の領域を管理可能
  •  サルベージ機能保有
  •  リクラメーション(ガーベジコレクション)機能保有
             アプリケーション側で意識する必要はなく、
             リクラム実行中においても他APIの動作を保証
  •  ウェアレベリング機能保有

    データの健全性の保証 Secure Data Management
 組込み機器/システムにおいては、PCに比べてはるかにシビアなデータやプログラムの安全性/健全性が要求されます。突然の電源遮断において、機器/システムが動作不能に陥ることは許されることではなく、また、大切なデータを損失することは、その機器/システムにおける重要な使命を遂行し得ないことになります。

 組込み製品において、プログラムやデータに対する保全性は重要な課題です。

 『Fugue』では、ストレージ・デバイスをコントロールするファイルシステムとして、これらデータの安全性/健全性の確保を重要な要素と捉え設計されており、突然の電源遮断においてもデータおよびファイルシステムの健全性を保証し、システムの信頼性の向上を実現します。
    高い耐電源障害性
 ファイルシステムの書込み時にシステムが停止した場合、FATファイルシステムなどの方法では、 ファイルシステムの一貫性を失ってしまうことがあります。 Fugueは、高い耐電源障害性を持った構造によりこの問題を解決しています。
    高度なリクラメーションプロセス・コントロール
 フラッシュファイルシステムにとって不可欠な機能としてリクラメーションプロセス(ガーベジコレクション)がありますが、 この処理は時間がかかるため、動作タイミングが大きな問題となります。 Fugueでは、明示的なAPIコールや高度な設定機能により問題をクリアしています。
    高い移植性
 Fugueは、CPUに対する依存性をほとんど持たず、外部APIライブラリとすることでOSに対する依存も最小限の設計となっているため、 多様なCPU/OSに容易に対応することができます。 また、フラッシュメモリに依存する部分を、Flash Access Layer(FAL)として切り分けた構造を持ち、 ほとんどのNORタイプフラッシュメモリに容易に対応することが可能です。
対応プラットフォーム
OS 各種ITRON、VxWorks等
 CPU  SHシリーズ、ARM、MIPS等
 Flash  Spansion、Intel、Sharp、ST-Micro、Micron等
    単体で完全なファイルシステム
 Fugueは、ファイルシステムと、フラッシュメモリマネージャが一体となった構造であるため、単体で、完全なファイルシステムとして機能します。
    国内メーカによる自社開発
 「Fugue」は京都ソフトウェアリサーチで開発され、サポート、カスタマイズ、実装、次期メディア対応への研究開発まで、完全に自社で行っております。迅速な対応をお約束します。
    パフォーマンス
処理 速度
 読出し  約4MByte/sec
 書込み  約250KByte/sec
※ 弊社標準環境での実測値
    API一覧
API名 機能
 ffs_open  ファイル・ディレクトリをオープン
 ffs_read  ファイルからのデータ読出し・ディレクトリ情報の読出し
 ffs_write  ファイルへのデータ書込み
 ffs_close  ファイル・ディレクトリをクローズ
 ffs_mkdir  ディレクトリを作成
 ffs_unlink  ファイル・ディレクトリを削除
 ffs_fstat  識別子でファイル・ディレクトリの属性を取得
 ffs_stat  名前でファイル・ディレクトリの属性を取得
 ffs_rename  ファイル・ディレクトリ名称変更
 ffs_lseek  ファイルポインタの移動
 ffs_initialize  ファイルシステムの初期化
 ffs_mkffs  メディアのフォーマット
 ffs_reclaim  リクラメーション(ガーベジコレクション)の実施
 ffs_salvage  リンクされていないデータ領域の回収
 ffs_info  メディア情報の取得